いぬお病院 外観

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入 院

精神科の入院、何がいいの?

みなさんは病院に入院されたことがありますか?
入院となると仕事とかやらなきゃいけないことを全て中断して、ある一定期間休まないといけなくなります。

これって一大決心ですよね。
なかなかできることではない…
ところが逆にこのことが治療上は大切になってきます。
つまり「きちんと休む」ということ。
なぜなら、精神科・心療内科に来られる方は、多くのストレスを抱えていらっしゃいます。

しかし、精神的な病気をされる方はまじめな方が多く、そのストレスを抱えていることを承知で仕事を続けたり無理をしたりします。
結果、ますます具合が悪くなる。
そうすると、悪循環…。
抜け出すことが出来ない毎日の中で「こころ」は悲鳴を上げますが「こころ」の疲れは他の病気と違い、見た目にわかりにくいものです。
そうすると周りも気づくことなく、その人に期待したり、お願いごとをしたりする。
そうすると、またそれにこたえてしまう。
ちょっと休もうとしても、なんとなく落ち着かない。
結局無理して仕事を続けてしまう。

そんな時に一大決心をするのです。
「入院する!」
すべての作業から解き放たれ、ただ自分だけの時間を過ごす。
入院するとこれまでの自分の歩みを振り返り、人生の整理をされる方もいます。
家族のあり方を考えたり、自分の将来を見つめ直す方もいらっしゃいます。
「とにかく自由に自分の時間を過ごす」
時間に追われて過ごす毎日になかったことです。
この、ともすればぜいたくとも思える時の過ごし方をきちんと保証してくれるのが、精神科・心療内科での入院だと考えていいのではないでしょうか。

精神科・心療内科での入院は、人生のそんな充電期間ととらえることもできます。
テーマは「スローライフ」
これまでの急ぎすぎた自分の人生の中に、ゆっくりとした時間を流してみる。
やさしい自分を取り戻すために。
あらためて人生をまた楽しむために。