いぬお病院温暖化対策 屋上緑化計画「グリーンdeゴー」

いぬお病院では平成21年春に地球温暖化防止対策として病院の屋上一面を緑化しました。

そもそものきっかけは、病院が鉄筋コンクリートの建物だったため、夏になると建物が熱を吸収して、夜になっても室内が暑く過ごしにくいというのをなんとか改善したいと考えていたことに始まります。

そのようななか、ある雑誌を見ていて屋上に花壇をつくり全面緑化すれば室温の上昇をかなり押さえられることを知りました。

とはいえ全面緑化となると、かなりの面積になり金額的にも数千万円かかるとのことでしたので決断するにはかなりの時間を要し悩んだのも事実です。

しかし、ご存知の通り2009年にアメリカでオバマ大統領が就任し、グリーンニューディール政策を掲げ、日本でもエコポイントが始まりみんなで地球温暖化対策にとり組もうという風潮がおこったため、これに見習いいぬお病院でも地球を守ることはお金に換えられない大切なことだと考え、屋上の全面緑化をすることになったのです。

そこでここではその取り組みの一部をみなさんに紹介したいと思います。

植物はセダムというサボテンのような多肉植物の一種です。

正確にはマンネングサと呼ばれるそうですが、それは乾燥に強く栄養が乏しくても生育可能なため万年生えている草というところからきているようです。

冬場では全体的に黒茶けた感じになり、ダメになったのかなとも思っていましたが、季節が良くなり、雨もしっかり降った後くらいから急に息を吹き返しました。

多肉植物は中に水分をためるため、雨が降ると一気に大きくなるので、毎朝どれだけ大きくなっているか楽しみで仕事の前に屋上に上がる毎日です。

みなさんも身近かなところから植物を育ててみてはいかがでしょうか?